外国語教学改革の推進に伴い、外国語教材のデジタル化が積極的に進められており、また授業でも幅広く使われている。外国語教学の新しい理念とモデルを探り、外国語教員たちの教学経験交流の場を設けるため、中国高等教育学会と高等教育出版社が教育部高等学校大学外語教学指導委員会と共に2014年8月から2015年3月まで『第一回中国外国語デジタル授業コンクール大会』を主催した。本コンクールは、全国各地の教育行政部門と大学外国指導委員会のほか高等学校、専門学校及び大学教員たちから多大な支持と好評を獲得するとともに、各地からの積極的な参加も得て空前の盛況ぶりを見せ、中国外国語教育界の一大イベントとまで称されている。2014年11月１日、吉林省大学外語教学研究会と高等教育出版社の共同主催の下で、吉林省地域デジタル授業コンクール大会とデジタル授業研究討論会が延辺大学キャンパスで開幕した。研究討論会では、李斑斑博士と黄宗英教授による内容豊かで理論的にも透徹した講義が行われ、参加者たちはメモを取りながら熱心に聴講したほか、その他の各種イベントにも積極的に参加してデジタル授業への実践力を養っていた。外国語学院は、今大会を大いに重視して十全な準備に取り組み、外国語学院コンクール組織委員会を立ち上げてコンクール準備のための指導や協議を行った。数次にわたる予選を経て、推薦された四つの作品が吉林省コンクール準決勝に参加することとなり、これらの作品は本コンクールのウェブサイトに掲載された。コンクールの主催者側は、各省組織委員会から推薦された専門の審査委員が『第一回 中国外国語デジタル授業コンクール作品審査基準』に従って審議を行うこととした。準決勝の審査は、各省が相互に審査する方式を採用することにより、コンクールの公平性と公正性を確保し、2015年3月27日吉林省準決勝の成績を発表した。我が延辺大学外国語学院の各教員は『第一回中国外国語デジタル授業コンクール』の準決勝で優秀な成績を収め、特に高級英語チームの陳徳先生が吉林省の二等賞を、英語学部の南美蘭先生と高級英語チームの宋華先生が三等賞を受賞した。今大会で優秀な成績を収めた趨勢に従い、我が外国語学院が今後なお一層教学に励むことを望みたい。また、今後とも教学においてデジタルデータ技術と授業との融合を探り、より多様な教学手段を採用して専門外国語と大学外国語の教学改革を適切に推し進めることにより、大学教育の質的な変化を成し遂げて欲しいと思う。
